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のびる、戻る「ゴム鉄合金」 ! 柔、よく地震を制す材料の発見

  何気なく、仕事帰りの電車の中で、3月19日付毎日新聞夕刊を読んでいたら、

 のびる戻る「ゴム鉄合金」開発

という囲み記事が出ていて、ちょっとびっくりした。

 ゴムのように伸縮する高強度の形状記憶鉄合金を東北大の田中優樹博士研究員(金属材料学)らの研究グループが世界で初めて開発した

という記事である。米科学誌「サイエンス」で発表したらしい。

 記事によると、もとの長さの10~13%分を引き伸ばしても元の形に戻るというからすごい。鉄とニッケル、コバルト、アルミニウムを主成分とした合金らしい。すぐに何に応用されるのか、と気になるが、

 地震の制震装置

に役立つらしい。伸縮自在というと、強度が今ひとつという気がする。びくともしないのは鋼鉄だ。伸縮自在で、しかも破断しない強度の高い鉄という両立は、常識で考えても難しいだろう。

 東北大学の金属材料研究所は戦前から金属材料の分野、とくに鋼材研究では高い評価を受けている。代表的なのは、本多光太郎博士の強い磁石鋼(いわゆるKS磁石鋼の発明)。いかにも、そんな東北大らしい今回の成果だと思う。しかも、おそらく若いポスドクの研究成果だというところに、日本の研究体制にとって、明るいというか、値打ちがあるのかもしれない。

 柔、よく剛、いや地震を制す。2010.03.20

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