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東大合格女子大生の「私の1冊」  私も理系名著2冊

進学の季節でもある年度変わりの「週刊ポスト」(3月26日号)を読んでいたら、「Zoom」という欄で

 東大合格女子に聞いた「私の1冊」 見事難関を突破した才媛たちがオススメする本とは

という企画が目に入った。トップは

 愛知県の南山高校女子部から現役で理科2類合格に進学した

 小川奈美さん

が紹介されていた。すらっとした美貌だが、オススメではなかったが、感銘を受けた本として

 「理系のための研究生活ガイド」(坪田一男)

が挙げられていた。研究者を目指しているのでぴったりの1冊とコメントしていた。もうひとりの女性(理科三類に現役合格)は、感銘を挙げた本として

 「ご冗談でしょう、ファインマンさん」(R.P.ファインマン)

を挙げていた。自分が感銘した本を他人にも薦めるかどうか、やや問題もあるが、いずれも、理系大学院まで出た小生も、読んだ記憶があるから、すごいと感心した。ファインマンの本は、その題名のとおり、ユーモアのある名著だ。

 研究者になれるかどうかは、別として、若くて美形の理系が増えてくれるのはうれしい。ただ、論文書きもさることながら、大量にあふれるポスドクなど、研究環境の厳しさを乗り越えられるかどうか、引く手あまたの美形であるだけに心配ではある。私の知る限り、美形の研究者は、どういうわけか、極めて少ない。

 そんな減らず口をたたいてばかりでは申し訳ないから、私も最近読み直したものの中から、オススメの、そして感銘を受けた理系名著を2冊紹介しておこう。

 「盲目の時計職人 自然淘汰は偶然か?」(リチャード・ドーキンス、早川書房)

 「生物進化を考える」(木村資生、岩波書店)

後者は「自然淘汰はほとんど偶然」と主張していて、いかにも提唱者らしい独創性と説得力がある。いずれも、理系に限らず、文系にも薦めたい教養書であるが、ハウツーものではない。この二冊をセットでじっくり読むと、

 漠然と知ったつもりでいた進化について、その真相が具体的にわかる

 読者にハッと気づかせてくれるのが名著だ。理解できない部分はそっとそのままにしてともかく繰り返し読んでほしい。小生もこの本を久しぶりに読み換えして、何度もハッと気づかされたことを付け加えておこう。何度も読みたくなる本、それが名著だと思う。そして、

 読めば読むほど味がでてくる。それがその人にとっての名著だろう。

 研究生活ガイドには、おそらく、それはないだろう。2010.03.28 

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