« サイエンススキャンダル 脳科学と温暖化と | トップページ | 英国防省「UFO班」廃止  こんなところにもリーマンショックの影響が- »

SL列車「三等車」に乗って 晩秋の大井川鉄道本線

 今時、「三等車」と言うのがあることを知って驚いた。静岡県の大井川鉄道の大井川本線を走っているSL列車の「三等車」に乗車した。「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」とうたわれたあの大井川沿いに走る鉄道である。

 SL列車で行く奥大井森林浴ウォーキングと白沢温泉「もりのいずみ」日帰りツアー

である。昭和10年代、20年代に東海道本線で活躍していたらしい。このSL、なんと最近公開された映画「ゼロの焦点」でも利用されたという。

 かと思うと、タイの泰緬鉄道で走っていたもの(C5644)が、昭和54年に帰国し、それをそのまま大井川鉄道が本線に入線したらしい。あの映画「戦場に架ける橋」に出てくる鉄道を走っていたSLらしい。大井川鉄道の大井川本線「千頭(せんず)」駅には、こうした東海道本線にSLが走っていた頃の様子がわかる「SL資料館」があることを付け加えておこう。

 それにしても、千頭駅で9キロのウォーキングに出かける前に、駅前で炭火焼きしていた「やまめの塩焼き」の串焼きは熱々でうまかった。白沢温泉に到着してすぐに、大井川の支流を真下に眺めながら白沢温泉「もりのいずみ」露天風呂に入った。久しぶりのリラックス気分を味わわせてくれた。しかも、湯船につかり、体温を1度程度上げて免疫力も高まったかも知れない。そんな〆て5000円の晩秋の旅だった。SLで往復、やまめの塩焼き、免疫力アップの露天風呂温泉、ストレスと運動不足解消の体ほぐしのウォーキング、リフレッシュの森林浴が体験できたのだから、これは安い。

 次は、千頭駅から井川駅までの冬のSL旅をしてみたい。と思っていたら、この井川線はあのアプト式のトロッコ列車(実際はディーゼル機関車)の旅らしい。絶景の景観が楽しめると言うから、これからの冬の旅が楽しみだ。だって、小生、JR浜松駅とJR静岡駅を毎日のように通勤しているのだから、途中下車で、こんなSLトロッコ列車旅が手軽に楽しめるのだ。これはいい。2009.12.13

 言い忘れたが、結局、大井川鉄道という会社はSL列車を大井川本線で、観光資源としてではあるが、ともかく、動かす状態で、あるいは役立つ状態で

 動態保存

していることになる。鉄道ファンが自分の趣味で使われなくなった本物のSL列車を庭先に飾っておくだけでは、つまり「静態保存」では、SLもかわいそうだ。そんなことを考える旅でもあった。

 追記

 週刊「鉄道絶景の旅」

というムックが出ている。2009年6月25日号は

 大井川鉄道 懐かしい蒸気機関車、トロッコ列車の旅

を特集している。この号にはカラーで

 日本の鉄道遺産地図

が特別付録として付いている。鉄道ファンではないのに、ついつい買ってしまった(580円)。

  追記

 もう一つ、勉強になったのは、

 この大井川鉄道のSL列車の蒸気排気音と汽笛の響き

 が

 環境省の「残したい日本の音風景100選」

に入っていることだ。そういえば、SLが走っていて汽笛を鳴らすと、川沿いの露天温泉客がハダカのまま、走っている私たちに手を振っていた。こうした音風景を残したいものだ。

 音もまた風景であることを実感し、風景とは写真には撮らないものもあることを気づかせてくれた。少し格調高くまとめれば、音風景は、景観論に詳しい政策大学院大学の篠原修教授の指摘、つまり「日本人はもともと生活感のある生き生きとした風景を愛でていたという景観論」をさらに拡張する文化的景観の考え方だと認識した。

 やっぱり、5000円は安かった。

|

« サイエンススキャンダル 脳科学と温暖化と | トップページ | 英国防省「UFO班」廃止  こんなところにもリーマンショックの影響が- »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/533942/47013427

この記事へのトラックバック一覧です: SL列車「三等車」に乗って 晩秋の大井川鉄道本線:

« サイエンススキャンダル 脳科学と温暖化と | トップページ | 英国防省「UFO班」廃止  こんなところにもリーマンショックの影響が- »