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「ダーウィンの信じた道」追記

 以前、このブログで

 「ダーウィンの信じた道」(NHK出版)

について、論評した。進化論執筆の動機は、当時時代背景となっていた奴隷制反対というダーウィンの情熱であったというものである。そのために、人類の単一起源論を科学的に実証しようとして、進化論を展開したというものである。

 それでは、現生人類は、いつ、どこで生まれ、それがいつごろ、世界に移住するようになったか、ということについて、現代の到達点については、

 「ナショナルジオグラフィック日本版 2006 3月号「人類の大いなる旅」

に出ている。その移住ルートについておおよその移動年とともにそのルートを図示した美しいカラーグラフでわかりやすく解説されている。

 この図を見たら、ダーウィンはさぞ喜んだであろう。

  今からおよそ20万年前に東アフリカに、現生人類の祖先、つまり、Y染色体アダムとミトコンドリアイブが登場し、約7万年から5万年くらい前に、アフリカを離れ、まず、アラビア半島に進出したという。そこから、世界にその子孫が移住し、今から1万5000年くらいまでの間に移住を完了、定住した。人種によって異なるDNA配列部分(ゲノム塩基配列の0.1%)の突然変異の分析と、人類の化石や遺跡の分布とをつき合わせてわかった。

 なかなか面白い記事であり、これまでこの雑誌を見逃していて、今回初めて丁寧に読んでみたのだが、得るところが多かった。

 それにしても、この雑誌のイラストやカラー写真はエレガントで美しい。この分野でアメリカの技術水準の高さを如実に示している。2009.11.08

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