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キリマンジャロ山頂の氷河と南アルプスの高山植物 

 奇妙な符合に気づいた。ケニアの赤道直下、キリマンジャロ山頂の氷雪の急速な溶け具合と、南アルプス高山帯の高山植物の深刻なシカ食害とが、この十年、軌を一にして加速している。

 11月4日付静岡新聞夕刊によると、

 キリマンジャロ (この100年で)山頂の氷河85%減/ 米研究者「あと20年で消滅か」

と伝えている。記事から計算すると、

 1912年から1953年の約50年間については、年平均約1.0%で減少

 それが、この20年に限ると、年平均約2.5%で減少と加速、

 さらに、この7年(2000-2007年)に限ると、減少がさらに加速し、年平均約3.7%で減少

となる。この結果、2007年には、1912年に比べて、85%も山頂の氷河が減少したというのだ。

 これと同じような傾向が見られるのが、南アルプスの高山植物。その減少は

 1980年代までは、高山植物が咲き乱れていたのが、

 1990年代前半には、減少の兆し、異変が現れて、後半にははっきりした減少。

 それが、この10年では、加速度的に高山植物がシカの食害を受けて、今では消滅の危機に瀕するようになった。

 6000㍍近いキリマンジャロ山頂とその半分の3000㍍近い南アルプス山頂付近の異変には数十年という共通したタイムスケールの、しかも、アフリカと東アジアというグローバルなスケールの異変が進行しつつあると言えまいか。温暖化だろうか。これなら、両方を無理なく説明できる。それとも、ほかに考えられるのだろうか。周期11年の太陽黒点はどうだろうか。しかし、地球上の異変には周期性はない。

 それにしても、キリマンジャロ山頂と南アルプス山頂には、あまりに符合する異変が起きている。ひょっとすると、温暖化は真実かもしれない。2009.11.06

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コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。

投稿: 投資の入門 | 2013年3月28日 (木) 11時18分

鹿対策に早く狼の導入を! 懸念がある人はこのページを参照 http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/697065/221774?page=3
http://japan-wolf.org/content/faq/

投稿: 名無し | 2013年4月24日 (水) 16時43分

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