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あの日を思い出して 東海臨界事故に関連して

 きのうの東海JCO臨界事故10年について、改めて、その後出版されたドキュメンタリー本を広げて、夜、読んでみた。

 10年たっても衝撃的なのは、被爆死した作業員、大内久さんの被爆治療

 「被爆治療83日間の記録」(NHK取材班、岩波書店)

 であり、この臨界事故に至るまでの道のりを丹念に辿った記録

 「東海村臨界事故への道 払われなかった安全コスト」(NHK記者七沢潔、岩波書店)

である。事故の原因は「バケツ」のせいではない、安全対策マージンが少しずつ削られていった構造的なプロセスを丁寧に調査している。安全審査が形骸化していた事実も証拠立てていて、今でも説得力がある。つまり、特殊事例として片付けられないということを、事実を示して読者に提示している。

 この二册を読み返して、ふと思った。

 今、原発の耐震安全性の信頼が、能登半島地震、中越沖地震、さらには今夏起きた8.11駿河湾地震で、大きく揺れている。耐震安全性の審査が形骸化していないか、あらためて考え直す機会ではないか。そんな臨界事故10年であることに気づいた。2009.10.01

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