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10月の悪夢 全面核戦争のキューバ危機はなぜ回避できたか

 昨日、土曜日の午前、NHK「アーカイブス」で、あわや全面核戦争かという

「10月の悪夢 戦慄の記録」

が放映されていた。1962年10月のキューバ危機については、「10月のミサイル」など映画にもなっていて、知っているような気持ちになっていたが、あらためて、

 全面核戦争は、米ソ首脳の思惑を離れて、偶発的に起きていたかもしれない

という気持ちにさせられた。回避できたのは、人間の英知などというものではなく、たぶんに

 たまたま幸運であっただけ

という印象を受けた。遠いカリブ海の話ではなく、当時、旧ソ連は日本に対しても核攻撃の照準を合わせ、発射準備が完了していたらしいことも、当時のアメリカ軍の情報文書を大写しして、伝えていた。特に、全面核戦争に突入すると見られていた

 「暗黒の土曜日」の10月27日

と、フルシチョフ首相の「ミサイル撤去のラジオ放送」により突入回避の

 「黄金の日曜日」の10月28日

の2日間の米ソの駆け引きは文字通り、息詰まるものだった。一つ間違えば、全面核戦争は起こっていたと確信させる迫力があった。あの状況で、全面核戦争が回避されたのが、むしろ不思議なくらいだ。

 全面核戦争は、ちょっとした行き違い、偶然から起こりうる

そんなことを番組は訴えていた。

 フルシチョフ首相の土壇場での「キューバからのミサイル撤去」決断は、理性というよりも、今まさに起らんとしていた全面核戦争の恐怖からなされたものだったように思う。

 この話は、冷戦真っ只中で起きたものだが、冷戦が終わってまもなく20年がたつ。だが、全面核戦争は互いの疑心暗鬼によって偶発的に起き得るとすると、冷戦後も核戦争は起きないと言う保障はない。

 核廃絶への道

のゴールは、はるかに遠い。が、そのゴールに向かって確実に人類が歩み始めることが、疑心暗鬼を少しずつ取り除くことにつながるだろう。人類に英知があるとするならば、それは、その努力を怠らないことだ。遠いゴールではなく、ゴールに至る足元のプロセスこそが、人類滅亡を回避する。2009.10.04 

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