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政変と政権交代 政治評論家、俵孝太郎の「皮肉な予測」

 定年退職で浜松市に転居、転職する前まで勤めていた金沢市のマスコミ会社が毎月、発行している「月刊北國アクタス」を購読している。毎回、「連載 平成を斬る」という勇ましい連載が載っている。もう80歳近い政治評論家、俵孝太郎氏(サンケイ新聞政治部記者、論説委員を経て現職)が、時事の話題を取り上げて、斬り捨てているだけで、これと言った提言はない、いわば評論家の愚痴が縷々語られているのだが、独特の見方もあり、面白い。もう、20年以上続いており、マンネリ化は避けがたく、経歴からも結論はだいたい想像がつく。そんな俵氏が、最新の10月号で

 似て非なり「政変」と「政権交代」 繰り返すか「歴史の皮肉」

という評論を書いている。8月30日の投票日前の衆院選の選挙期間中にまとめていて、同氏がどんな思いで選挙を見ているかが、わかる(掲載写真はどうにか、当選者に花をつける民主党執行部という投票日8月30日夜の光景)。

 政変とは、いまはやりの「政権交代」と似ているが、ちょっと違う

という書き出しである。どう違うかと言うと、

 政治権力の変化、移動を指すのに変わりはないが、政変は驚きを伴ったサマ変わり、あるいはドロドロした抗争のあげくの権力の交代、といった異様さを言外に込めている

と解説している。いかにも俵氏らしい言い方だ。

 それでは、これまでにどんな政変があったのか、については同誌を読んでほしいが、三木政権の誕生という政変についても詳しく書いている。

 それでは、見出しにうたっている「歴史の皮肉」とはなにか。

 俵氏の見立ては、結論的に言えば、こうだ。

 不思議なことに、意表をつく「政変」が生まれ、発足当初は支持率が高かった内閣は、概して短命だったし、たいした実績を残していない

というのだ。有権者による投票の結果であり、ドロドロではないものの、今回の選挙で政権交代を果たした民主党は、内閣支持率は各紙ともに70%を超える支持率を示している。とすれば、俵氏の説によると、

 短命で、たいして実績を残さない可能性が高い

ことになる。これも、来年の参院選までの1年以内に結論が出るであろう。このようにどの政治記者も、また政治評論家も、鳩山新政権に何らかの不安、危惧を抱いている。大政変の政権交代なのだから、ある意味当然かも知れない。が、私には、嵐の前の静けさのようで気になる。気休めでもいいから、誰か、明るい見通しを語ってほしい。2009.09.22

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