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ALICE イン 名古屋  会社人間から帰宅人間へ

 日曜日(9月6日)とあって、アリスの全国ツアー公演(名古屋国際会議場)に出掛けた。今流行の言葉で言えば「アラカン(60歳前後)」が会場を埋め尽くした。その様子のおおよそは、場所は違うが、9月7日付静岡新聞夕刊に

 復活アリス静岡公演 ほとばしる70年代の「伝説」

に書かれているとおりである。久しぶりに三人そろっての

 黒い瞳の少女、知らない街で

をしっとり聴いた。

 going home

のレコーディングにも「参加」した。そして第二部。

 冬の稲妻、狂った果実、エスピオナージ、今はもう誰もいない

に浸った。あの日はもう返らない、と思うと懐かしさがひときわだった。

 浜松への帰りの車内で、金山駅のプラットホームのコンビニで何気なく買った

「帰宅の時代」(林望、新潮文庫)

という薄い文庫本を読んだ。林氏は書誌学者である。軽い内容の本なので車内でパラパラと拾い読みしながら、読んでしまった。要するに、もうそろそろ

会社人間をやめて、自分を磨く帰宅人間になろう

というものである。ましてや定年を迎えそうな人は、あるいは定年を迎えた人は、という内容である。団塊の世代の林氏らしい古風な主張だが、同じ世代の人間として、読み終えるころには、なんだか、共感してしまった。

 アリスの公演に出掛けて、よかった。団塊の男たちよ、もう競争をやめて家に帰ろう。そして、残る人生、もっと浪漫的に、もっと自由に生きようではないか。いたずらに老後を思い煩うな。2009.09.07

追記。

 「帰宅の時代」と似たような内容の本に、建築家、宮脇檀(みやわき・まゆみ)氏の

「父たちよ家へ帰れ」(新潮文庫)

がある。いずれも著者が60歳近くなってから上梓している。もうひとつの共通点は

 ともに、家庭で料理することを楽しんでいる

ことである。家に帰る楽しみには料理がある。2009.09.07

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