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焼き場の少年、よっちゃん  「原爆と人間展」を見て

 8.11駿河湾地震のあった日、静岡県庁別館21階のロビーで開かれていた

人間と原爆展

を訪れた。そして、

あの写真、直立不動で幼子(弟)をおぶった「焼き場の少年」

を見た。かつて全国紙が紹介した写真であるが、会場で案内をしてくれたのは、「静岡県原水爆被害者の会」(静岡県被団協)の川本司郎会長である。川本さんによると、少年の名前は、

「よっちゃん」

という。10歳くらいだという。撮影は1945年9月、長崎市。撮影者は、元米従軍フォトグラファー。この少年については、8月5日付静岡新聞1面コラム「大自在」に出ている。だから、出掛けたのだが、なるほど、戦争の悲惨さを見事に映しだしていた。

 戦争は二度と起こしてはならない

そんな感慨を強く抱かせる10歳少年の直立不動であった。

 この直立不動のよっちゃんを見て、なぜか、

映画「禁じられた遊び」

を思い出さざるを得なかった。あの深い悲しみを響かせていたギターの音色とともに、ラストシーンでの少女の悲しげな

「ミシェル、ミシェル」

という声が今も忘れられない。それにしても、よっちゃんは、今、どうしているのだろう。

「よっちゃん、よっちゃん」

消えた少年はどこへ行ったのだろう。2009.08.14

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