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空飛ぶ「オタマ」 ありがとう「FRIDAY」8月26日増刊号

 やれ総選挙、政権選択、政権交代だ、やれ新型インフルエンザだ、と世の中、騒々しいが、こんな時こそ、たまには、「フライデー」を読んでみよう、日ごろ滅多に読まないが、忘れかけていた重要なことがきっと出ているに違いない。「科学と社会」について、きっと編集部はいい記事を書いてくれているに違いない、そんなことを思っていたわけでは、必ずしもない。ないが、期待したとおりのすばらしい記事が最新号に出ていた。

 カエル、亀、魚、ワニからお札まで !! / 空から降ってくるのは「オタマジャクシ」だけではなかった/ 世界で起きた「ファフロツキーズ現象」大研究   同誌8月26日号(2009年)

である。ファフロツキーズとは、

 Falls From The Skies (空からの落下物)

の略称なんだそうだ。知らなかった。石川県七尾市から始まった、例の6月のオタマジャクシ事件を取り上げて、その後について、国内のこれまでの出来事を表に整理し、世界にまで話を広げて「大研究」をしていた。夏休みの自由研究の格好の材料であろう。原因として、竜巻説、渡り鳥説、飛行機説、宇宙人説・都市伝説など、これまで取り沙汰された説をおさらいしていて、ここまでなら、さして、新味がない。しかし、面白かったのは、

 世界ファフロツキーズ現象MAP

を写真付きで世界地図にまとめたのが、すばらしい。それによると、日本ではオタマジャクシが多かったが、アメリカでは亀(1894年5月、ミシシッピ州)やワニ(1877年、ノースカロナイナ州)が降ってきているという。オーストラリアでは、イワシ(1988年クイーンズランド州)、イギリスでは、ミイラ化したウナギ(1918年8月、サンダーランド)、コイン(1968年、ラムズゲート)、トウモロコシ・インゲン(1979年2月、サザンプトン)、10ポンド紙幣(1995年2月、キドリントン)などなど。これだけ調べるのは、大変だったろう。なのに、記事をまとめた著者の名前がないのは、残念。編集部の部員の努力なのだろうか。

 不思議発見としては、UFO研究が有名であり、長年、もう50年以上、アメリカ空軍も神経を尖らせ、専門家に徹底した調査を依頼し、その結論も出ている。これからは、もう一つ、

 ファフロツキーズ現象の研究

にも、目を光らせ、本格的な調査が必要ではないか。単なる夏の不思議現象として、このまま忘れ去るには惜しい。この現象は、立派な科学的な対象になる。この点がニセ科学とは決定的に異なる。そんな気持ちしてくれた記事であったように思う。 

 ありがとう、フライデー増刊号。2009.08.23

  参考だが、こうした現象も含めた超常現象については、

 「超常現象大事典」(成甲書房)

がある。3000円。

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