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こちらもやはり登場した「霊長類考古学」 

 こちらも、いずれは新しい学問分野として提唱されるであろうという思っていた。7月16日付毎日新聞朝刊に

 人間以外にも文化 「霊長類考古学」 石器使用を比較検討

という囲み記事が掲載されている。「京都大霊長類研究所の松沢哲郎所長ら国際的に活躍している国内外の研究者グループ18人が16日発行の英科学誌「ネイチャー」で、考古学と霊長類学を融合させた新たな研究分野「霊長類考古学」を提唱した。『人間を含めた霊長類の過去と現在の遺物を検証し、その文化と歴史を知る学問』と定義付け、霊長類学と考古学の双方に資することを目指している。」

 と記事は伝えている。近年、野生のチンパンジーが石器を使って、堅い殻の中にある木の実を、石で殻をたたきわることにより、中の木の実を取り出す様子が映像でとらえられるようになった。しかも、それが、子にも伝わっていく様子が映しだされている。つまり、チンパンジーやゴリラにも、道具の使い方という文化が親から子へ、また、ほかのチンパンジーにも伝えられる。このことからサル社会全体に道具づくりやその使い方という文化が広がっていくことが推測されている。こうした背景から、今回、新しい学問分野が提唱されたのであろう。

 ただ、そうした文化を考古学として遺物から検証していく場合、難しい面もある。

 その実例が、なんと、7月16日付静岡新聞夕刊に載っていた。

 浜松動物園 ゴリラのショウ、栓開けゴクゴク ボトルで飲むと格別 !?

として、ゴリラが特製ペットボトルに入った飲料を飲むカラー写真が掲載されている。記事によると「最近は飲んだあと一服後、栓とペットボトルを返しに来るようになった」という。これは実に驚くべき事実だ。また、飲みたいという意思表示であるからであり、人間の子どもでもこうしたことをするのは、2、3歳ぐらいになってからだろう。

 問題は、どのようにしてこれを覚えたか、ということである。記事によると、「ある日、職員が目の前で栓の開け方を実演してからペットボトル飲料を与えると、1カ月ほどで「マスター」したという」。このゴリラはオスの33歳という。

 しかし、よく考えると、こうした文化は遺跡として残らないから、新しい霊長類考古学でも実証するのはきわめて難しいだろう。

 とにかく、やわらかい記事の夕刊には、時々、驚くべき記事がでる。夕刊が毎日、楽しみである。2009.07.16 

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