« 脳科学ブームまたは脳ニセ科学ブーム  | トップページ | カラス、なぜ「ハロー」。カラスの勝手でしょう、のびっくり »

空飛ぶオタマ異聞 衆院解散へ騒々しい世の中だが…

 都議選で与党(自民・公明)過半数割れ、民主党躍進で、一気に政局は解散総選挙に動き出し始めた。

 7月21日に解散、投票日は8月30日。とすると、公示日は、旧盆明けの8月18日?

というニュースが流れている。さらに「脳死は人の死」とする臓器移植法改正A案が、そのまま参院で可決、成立した。これまでの臓器提供の検証や、提供者家族の声や、死に直面している看取りなどの数々の問題点を残したまま、移植賛成派が押し切った。「鎮魂の8月」を迎えるというのに、まったく暑く、騒々しい夏になりそうだ。

 そんな中、のんびりとした話が、7月13日付産経新聞朝刊「オピニオン」欄「ソロモンの頭巾」に載っている。

 空からオタマが降るわけは

と題して、長辻象平氏が、蘊蓄(うんちく)を傾けている。世の中にはすごい物知りがいるものだと感心した。古今東西の魚など奇妙なものが降ってくる記録を丹念に詳述している。

 「龍は漁蝦(ぎょか)を巻いて雨とともに落ち」

というのがあるという。中国・北宋の文人官僚、蘇拭(偏は「車」)の「連雨江脹二首」の詩だという(脹の偏には、さんずい有り)。漁蝦とは、魚とエビであり、魚類の総称らしい。龍は竜巻のことであろう。日本でもいろいろあることがこのエッセーに紹介されている。

 「米ニューヨーク自然史博物館の『ナチュラル・ヒストリー』誌に魚類学者のE.ガジャーが、「魚の雨」と題する論文を発表している。1921年のことだ」

とも書いている。この論文では、古今の44事例が紹介されているという。なんとも、すごい論文だ。ガジャー氏は竜巻説を採用しているらしい。ともかく、機会があったら、読んでみたい研究だ。

 オタマジャクシの雨については、

 『カエルや魚が降ってくる!』(新潮社、1997年)

にも載っているという。いやはや、長辻氏の博学には、驚くばかりだ。せめて、新潮社の本ぐらいは読んでからでないと、

 空飛ぶオタマ

について、あれこれ主張したり、もっともらしい仮説を立てて解説したりするのは慎まなければならないかもしれない。騒ぎから1カ月以上たつが、

 空飛ぶオタマの謎は、科学的にみて、奥が深い。2009.07.13

|

« 脳科学ブームまたは脳ニセ科学ブーム  | トップページ | カラス、なぜ「ハロー」。カラスの勝手でしょう、のびっくり »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/533942/45622036

この記事へのトラックバック一覧です: 空飛ぶオタマ異聞 衆院解散へ騒々しい世の中だが…:

» 中に出したら出てきたwww [ずるむけまさとし]
ツレがすすめてきたから試しに入ってみたらマジでヤるだけで41マンもらえたしwww しかも中だしやっただけ貰える歩合制だしwww [続きを読む]

受信: 2009年7月13日 (月) 13時44分

« 脳科学ブームまたは脳ニセ科学ブーム  | トップページ | カラス、なぜ「ハロー」。カラスの勝手でしょう、のびっくり »