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やはり登場した「ステルス戦闘艦」 いずれはステルス空母も?

 いつか、いや、そう遠くない将来、きっと登場するであろうと思っていた。湾岸戦争のときに、実戦に使われた攻撃用ステルス機や、最近の本格的な最新鋭ステルス戦闘機F22の艦船版である。7月16日付産経新聞1面に

 これが米の次世代戦闘艦

という見出しの上に、「ステルス性が高くレーダーにも捕捉されにくい三胴船」のカラー写真が載っている。全長127メートル、2800トン。最高速度は、なんと時速80キロというから、鉄道で言えば、「特急」並みの速さだ。それでいて、三胴船だからか浅瀬でも安定して航行できるという。形も、通常のイメージの戦闘艦、戦艦とは似ても似つかない奇っ怪な艦船。たとえて言えば、このステルス戦闘艦の船首が異常に細く尖っていて、長く前に伸びている。全長の半分くらいある。普通は、甲板から水面に向かってすぼまっているのに、こちらのステルス戦闘艦は、逆に、甲板から下に向かってすそ拡がりになっている。ステルス性を持たせるために、こんな形になったのであろう。船尾には、ヘリも離着艦できるようになっている。この戦闘艦の全体の印象は、水面を這うように素早く移動する長い角を持ったゲンゴロウというものだ。

 こんなカラー写真は、産経新聞ならではの掲載だが、この写真を見ながら、それこそ、いつの日か、レーダーに捕捉されにくい

 ステルス原子力空母

も登場するであろうと確信した。この登場はもはや時間の問題だろう。そして、この空母には、数百機のステルス戦闘機が積載されている。しかも、その戦闘機には、人間のパイロットは乗っていない。すべて、パイロットは自動操縦で、自走するロボット。危険な最前線は、昔は傭兵の外人部隊、将来はロボットになるだろう。米陸軍は、自ら判断しながら、自走するロボット戦車などの兵器の開発が真っ盛りである。

 今、戦闘兵器に革命が起こっている。戦争では、戦場に、あるいは前線に人間はいない。第二次世界大戦で活躍したレーダーに代わって、ステルス性を無力にする革命的な探知機器の開発も進んでいることだろう。新聞のカラー写真から、そんなことを空想した。さらに言えば、

 東西冷戦時代に考えられたような全面核戦争はたぶん、今後も起こらないだろう。人間には英知があるからだ。人間はそれほど愚かではない。しかし、核戦争がない分、通常兵器による戦争はますます先鋭化し、かつ、高度化するものの、なくなることはないだろう。

 戦争のない世界はすばらしい。しかし、それは幻想なのだ。戦争のない世界が幻想であるところに人間の英知の限界があると言えまいか。戦争のある世界、それが人間らしい世界なのだろう。これは言い過ぎだろうか。2009.07.16 

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