« サクラエビの踊り食い 「駿河湾の宝石」、成功の秘密 | トップページ | 出世城の現在 浜松城の整備構想 »

静岡映画の日 熱狂の1897年6月15日

 6月15日付静岡新聞夕刊を読んでいたら、6月15日は

 静岡映画の日

なんだそうだ。連載記事「銀幕のしずおか 斉藤孝 随想記」によると、静岡で初めて映画が上映されたのは、現在の静岡市葵区駒形1丁目にあった芝居・演芸場「若竹座」。集会、イベント、展示即売会も開催したという。現在の七間町通の映画街より少し南に下がった、というかはずれにあった。ここは、いわば、当時の最新情報文化の発信基地とも言える劇場となっていたと元静活営業本部長の斉藤さんは書いている。上映された日は1897年6月15日、明治30年である。

 世界で初めて映画が発明され、それを有料で上映されたのは、1895年12月28日で、パリのグラン・カフェだった。発明者は、よく知られているようにフランス人兄弟、ルミエール。兄弟は父の経営する写真館で働きながら、動かない乾板写真から、動画の研究をはじめて、成功にこぎ着けた。驚くのは、わずか1年半ではや静岡でも上映されていることだ。いずれの場合も、初上映では、観客はびっくり仰天だったという。

 この映画の将来性を見抜いたのが、T.エジソンだった。劇場映画事業に乗り出すのである。静岡で上映されたのは、ルミエールのものではなく、そこからヒントを得て、エジソンが独自に考案したヴァイタスコープによる上映だったと斉藤さんは書いている。再開発が進もうとしている静岡市葵区だが、そして、エジソンの国からシネコンがやがて進出してくる時代になっても、

 七間町の町はずれにあった「若竹座」が静岡の映画文化発祥の地

であったことだけは、忘れてはなるまい。2009.06.15

|

« サクラエビの踊り食い 「駿河湾の宝石」、成功の秘密 | トップページ | 出世城の現在 浜松城の整備構想 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/533942/45348088

この記事へのトラックバック一覧です: 静岡映画の日 熱狂の1897年6月15日:

« サクラエビの踊り食い 「駿河湾の宝石」、成功の秘密 | トップページ | 出世城の現在 浜松城の整備構想 »