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0.00%の味な価値観 ノンアルコールの意味  

 6月23日付毎日新聞夕刊コラム欄「大きな声では言えないが…」で、牧太郎専門編集委員が、

 「ゼロのからくり」

について書いている。いろいろ「0円」について紹介している。そして、最後に、

 「××乳業の知人が教えてくれた。「栄養表示基準で『脂肪ゼロ』と表記できるのは脂質を0.5%未満に抑えた商品。努力したんだ。でも、必ずしもゼロ=0ではないんだよ」 ゼロは不思議な価値観である。」

と結んでいる。

 ところで、最近、キリンフリー/ノンアルコール 世界初、0.00%

が売り出されている。普通のビールには濃度5%ぐらいのアルコールが含まれている。以前、これより一けた少ない0.5%程度しか含まれていないビールを「ノンアルコール」と表示したら、公正取引委員会から不当表示であると指摘された。低濃度アルコールだというのだ。最近では、この種のビールには「ノンアルコール」といった表示はされていない。栄養表示基準でいう「脂質ゼロ」とは勝手が違うようだ。

 これに対し、キリンフリーは0.00%で、ノンアルコールと銘打っている。実は、これも「0%」とは意味が違う。0.00%というのは、アルコールを含んでいるとしても、それは、

 0.001~0.009% ≠ 0%

なのだ。つまり、小数点以下3けた目の数字は、測定ができず、わからないという意味なのだ。従って、厳密にはノンアルコールかどうかわからない。言ってみれば、超低濃度アルコールといったところだ。しかし、通常ビールのアルコール濃度の1000分の1程度。これくらいなら、「ノンアルコール」と表示しても、景品表示法には、引っかからないらしい(10分の1程度では引っかかったが)。

 ビールの場合も、ゼロのからくりとはかくのごとし。牧太郎氏も言うように、確かに「ゼロは不思議な価値観である」 。キリンフリーがどんな味がするのかは知らないが、苦労を重ねた末の、味な「0.00%」ではある。2009.06.23

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