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視聴「質」 優良放送番組推進会議の発足

 5月12日付読売新聞夕刊に、トヨタ自動車、東京電力など大手企業26社でつくる「優良放送番組推進会議」(委員長=有馬朗人元東大学長)が発足したとの報道がでている。視聴率を上げることだけに精力を使い果たしているテレビ界に一石を投じたいという思いが会議にはあり、好感をもって読んだ。視聴率に代わる視聴「質」を公表した。参加企業の社員らに独自のアンケート調査し、5段階評価で点数化したものである。

 トップは「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)だった。大手民間企業の社員が選定しているので、経済報道番組がトップに選ばれるのは、ある意味で当たり前。これを外して、一般報道番組では、

 クローズアップ現代(NHK、国谷裕子キャスター)

がトップ。「解説が簡明」という評価であり、これはキャスターがよく勉強していることの結果であろう。その上、英語が堪能で、落ち着いた話し方、知性的な美貌も評価を高めているのだろう。国谷キャスターがもし、かわいい美貌(例えば、同じ中年女性でも、私の好きな黒木ひとみのような)では高い評価を望めないだろう。テレビにはその人の人柄、品性、骨柄までがそのまま正直に視聴者に伝わるから、こわい。

 意外なのは、その次に、

 週間こどもニュース(NHK)

が選ばれているのにはびっくりした。私自身もときどき見て、参考にしていたからだ。「大人が見ても役立つ」というのが、受けた理由らしい。小生が毎朝、見ている

 みのもんたの朝ズバッ ! (TBS)

は第21位。やらせ的な仕掛けをしたとして最近報道姿勢が問題になった「真相報道バンキシャ!」(19位)より下にランキングされている。もっとも驚いたのは、ジャーナリスト、筑紫哲也の後継者だった後藤謙次キャスターの

 総力取材!THE NEWS(TBS)

が、なんと37番組中、33位と低迷。なるほど面白くない上に、後藤キャスターのまじめな解説が取材好きなわりにお粗末なのだ。共同通信社出身者の限界なのだろう。これに対し、後藤キャスターと番組改編までの最近まで仕事仲間だった善場貴子キャスターががんばっている「ニュース23」(「筑紫哲也のニュース23」の後継、TBS=SBS)は、第10位。「NEWS ZERO」(日本テレビ)第9位に次ぐ成績。人気の「サンデープロジェクト」(テレビ朝日、田原総一郎)第11位を凌いでいるのだから、立派である。それに比べて後藤キャスターの責任は重大。次回の調査は「ドキュメンタリー番組」というから、楽しみだ。地方にも良いドキュメンタリーがあることを見落として欲しくない。

 視聴率は、視聴者自身が評価者なのに対し、視聴「質」は、視聴者とは別の評価者が弾き出す。したがって、視聴「質」には、評価者「質」が良くないと、視聴「質」の信頼性が低くなるという問題点がある。どう評価者を公正に選ぶか、それが大変に難しい問題だ。2009.05.14

 

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