緑茶でうがい 新茶の季節、飲んでよし、はき出してよし
ライバル紙だから、あまり紹介したくはないのだが、5月27日付中日新聞夕刊
緑茶うがい/インフル予防/新型にも効果
には、うーんと感心してしまった。大騒ぎになっている新型インフルエンザ対策で、うがいが大切ということは、耳にたこができるぐらいに言われているが、
身近で、効果的なうがい
というものはどんなものがあるか、ということはほとんどの新聞は書いてはいない。ただ、うがい、うがいと言っているだけだ。そこに目を付けた記者(静岡総局・松本利幸)はえらい。しかも、静岡県立大薬学部の山田浩教授の研究論文、しかもこの研究成果は日本臨床薬理学会で論文賞を受賞した論文であり、それをかみ砕いて地元ネタ風に紹介しているのだ。すごい。
ひと言で論文の中身をまとめると、緑茶に含まれているカテキンに抗ウイルス作用があるということを臨床的に確かめたのだ。「細胞に吸着するウイルスの部位にカテキンが付くことで感染を妨げる」。
数百人規模の被験者にそれぞれカテキン水と、偽カテキン水で毎日うがいを三カ月間続けてもらった結果、カテキン派には二人のインフルエンザ発症がみられたのに対し、偽カテキン派では、四人が発症した。緑茶濃度は一般に飲まれている緑茶濃度でいいという。統計学的にはこの差が「有意」かどうか、記事には出ていないが、チェックしたのだろう。緑茶うがいは、インフルエンザの型を問わず、有効だという。記事によると、この厳格な試験は、聖隷浜松病院(浜松市中区)と県立総合病院(静岡市葵区)など三カ所の医療機関関係者ら健康な人を対象に検証したという。いずれも、静岡県内の病院が関わっているのが、うれしい。
外から帰宅したら、まず、緑茶でうがい。そのあと、ゆっくり緑茶を今度は飲むのもいいだろう。お茶の静岡県らしい科学的な予防法だ。というか、静岡県だから生まれたアイデアであり、できた研究だろう。2009.05.29
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