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ある政治コラムニストの結論  「腹を括っている」

 私が、まだ駆けだしのころ、すごい政治記者だと感心したのが、田中角栄元首相と三木武夫との死闘、暗闘を心理にまで踏み込んでドキュメントした名著『政変』を毎日新聞編集委員としてまとめた岩見隆夫氏である。その彼が、いまは肩書もない「岩見隆夫」として、政治コラム「近聞遠見」を毎週土曜日に毎日新聞に書いている。随分と長い間書きつづっている。その岩見氏が4月11日付毎日新聞に

「辞任の腹を括っている」

と題して、小沢一郎民主党代表の「心境もの」を書いている。その理由は「政権交代の流れは確実に熟した。小沢の進退にかかわりなく、ゴールに行きつくに違いない」という見立てである。『政変』以来、政局に強い岩見氏のことである。これが当たるかどうか、半年以内にはわかる。小沢の今の心境はこれだろう。小沢氏もこのコラムを読んだだろうから、小沢氏に直接聞いてみたい気もするが、当たっているだろう。

 ここが、取材好きではあるが、からっきし政局が読めない、あるいは外してばかりいる元共同通信編集局長で現在民放キャスターとの違いである。

 岩見氏のホームページは

 http://mainichi.jp/select/seiji/iwami/

 これからは、ホームページをチェックするのが、いいだろう。そうふんだ。

 もう一つの秒読みに入った辞任、それは、静岡県の石川嘉延知事。こちらは、「心境もの」とはほど遠い。いわく「立ち木を取り除き、測量で(完全運用に)問題がないことを確認したとき、辞表を提出する」と味も素っ気もない。立ち木伐採は5月の大型連休後のようだから、これから「計算」すると、辞表提出は6月と弾き出される。任期満了の1カ月前である。それでも、この辞任は、大井寿生さんという一県民の要求に対して、知事側が駆け引きの末、にっちもさっちも行かなくなり、ウンと承諾した前代未聞の辞任劇ではある。2009.04.14

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