« 二宮尊徳 金次郎は日本一の道徳男 | トップページ | 夕刊は安すぎる  『欲情の作法』 »

立ち会議 立ってやったら時間4分の1に

 どの全国紙も、最近では、朝刊より夕刊が面白い場合が多い。毎日新聞夕刊(4月17日付)の「特集ワイド=長すぎる会議」というのが、傑作だ。椅子に腰掛けてやる会議はとかく、ダラダラ、脱線、堂々巡りになりやすい。そして、無駄な残業となる。それなら、テーブルを囲んで、立って会議をしたらどうなるか。記事によると、キヤノン電子(埼玉県秩父市)の例では、重役会議はこれまで長々と数日かけていたのが、なんと、四時間で終了、きちんとした決定もでたという。これは従来の重役会議の時間のなんと4分の1。一般社員の場合、立ち会議ではせいぜい30分、だいたいは15分で終わる。

 言ってみれば立ち食いそばの回転率は、店内で座って食べる場合に比べて、三倍も回転率が高いそうだから、立ち会議は、まさに「時は金なり」のコスト削減である。人件費や資材費ばかりを削減する知恵のない経費削減策より、よほど経費削減になるのではないか。

 座るにしろ、立つにしろ、いずれにしろ、ダメ会議の特徴には次のような点があると言われている。これは、『週刊 ダイヤモンド』(2003年1月18日号)に載っている。ざっと、こんな具合だ。

 「できない」などネガティブ意見が多い。独演会のようで一人の人間の話が長い。前回までの結論を無視している。この会議が最終という真剣さがなく結論を先送りする。少人数に絞るべきなのに人数がそもそも多すぎる。声の大きい人に振り回されている。役職順に座る。報告だけで終わり報告者の積極的で具体的な意見がない。資料の説明時間がやたらと長い。

 大抵の会社の会議はこんな風で、所定の週40時間という時間のかなりの部分を無駄にしているのだ。朝刊の無味乾燥なのに比べて、全国紙の夕刊(一部50円)はかくも、すてきなのだ。全国紙も地方紙も夕刊廃止論が少しずつ勢いがついているように見えるが、夕刊がなくなれば、新聞の魅力は半減以上になるだろう。

 夕刊よ、立ち上がれ。知恵を「立ち会議」で出し合おう。 2009.04.18

 

|

« 二宮尊徳 金次郎は日本一の道徳男 | トップページ | 夕刊は安すぎる  『欲情の作法』 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/533942/44709008

この記事へのトラックバック一覧です: 立ち会議 立ってやったら時間4分の1に:

« 二宮尊徳 金次郎は日本一の道徳男 | トップページ | 夕刊は安すぎる  『欲情の作法』 »