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道具をつくる鳥たち  ガラパゴス島のフィンチ

 道具をつくることができるのは、人間だけである。そう思っている人は多い。自然環境でも実験室でも、チンパンジー類はえさを獲得するために簡単な道具をつくるし、利用もする。ネズミも道具はつくりはしないものの、実験室の環境ではえさを手に入れるために近くに置かれた道具を利用する知恵を持っていることが確かめられている。

 しかし、ガラパゴス島の鳥、フィンチ(キツツキの仲間)は、野生の自然環境の中で、道具を使うだけでなく、幹の中にいるえさとなる虫をほじくり出すために、それにあったように枝をくちばしで巧みに「加工」し、みごとに虫を取り出す。そんな映像が、NHKの衛星第一放送「魅惑の島々 ガラパゴス島」(2001年11月6日午後3時50分)の番組の中に一分間ほど流れていたのを発見した。このときの映像は、後日、NHKから取り寄せて、何度も見たが、自然界にも、道具をつくる鳥がいることに、大変驚いた。

 おおまかに、その映像を解説すると、まず、フィンチは枝を道具として使って幹の中の虫を取り出せそうとするが、なかなかうまくいかない。そこで、その枝を捨て、新たな枝を持ってきて、くちばしで、穴にうまく入るように「加工」し、その後、枝を幹に差し込んで、今度は見事に幼虫をほじくりだした。その間、わずか、一、二分程度だった。

 この映像は、当時の小泉純一郎首相の記者会見が予定より早く終わったため、その穴埋めをするために流されたナレーションも何もない映像だけの20分くらいの番組だった。2009.03.06

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