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目からウロコ なるほど1万人マラソンの「ネットタイム」

 世の中には、テレビを見ていて、とても不思議なことなのに、なぜだろうと疑問すら持たないような光景がある。その一つが、千人、一万人マラソン、あるいは、三万人以上も出場する東京マラソンのスタート光景だ。当然スタートラインの後ろにこれだけの人が並ぶわけだが、少しでもスタートライン近くに並んでタイムを良くしようと、ランナーなら誰しも思うはずだ。選手同士が押し合いへし合い、号砲直前ともなれば、場所取りでけんかのひとつも起こりそうなのに、そんなことはない。のんびりしている。さすが、スポーツを愛好する人は、正々堂々、スタートラインから、五、六十メートル後ろからスタートして、少し損をしても、そんなことにはこだわらない。スポーツマンとは、かくも心が広く、礼儀正しいのだ。そう思っていた。

 ところが、そうではないのだ。どの選手も、一秒でも良いタイムを出そう、一秒でも、ほかの出場者より早くゴールを目指そうとしているのだ。号砲一発、スタートラインの最前列の選手も、ずっと後ろののんびり選手も、平等にタイムが正確に計れるというのだ。そんなばかなと思うかもしれない。そのわけと、仕組みの概要について、3月26日付中日新聞夕刊コラム「紙つぶて」に下条由紀子「ランナーズ」編集長が書いている。それを読んで目からウロコが落ちた。

 その仕掛けとは、走る仲間のウェブサイト「RUNNET」によると、出場者の履く靴に付ける五百円玉くらいの大きさのプラスチック製小型発信器にある。RCチップというのだそうだ。ランナーズ・チャンピオン・チップの略。コレを靴ひもに結びつける。雨でも風でも、泥にも強いチップという。この中に、選手の背番号に当たる情報がICチップの形で埋め込まれている。選手がスタートラインのまえに敷かれている(赤い)ジュータンを通過すると、ジュータンから出ている電波がチップ情報を読み取り、同時に、その時刻を記録する。ゴールでも同じことをして、その差からそれぞれの選手の正味の「ネットタイム」を瞬時に弾き出すというわけだ。伊達に、スタートライン、ゴールラインにジュータンが敷いてあるわけではないのだ。これだと、五キロ地点、十キロ地点、二十キロ地点のネットタイムが、何千人、何万人が出場していようとも、瞬時に記録できそうだ。途中棄権者もゴールのジュータンを通過していないことから、直ちにわかる。

 コラムにはここまで詳しく解説されてはいないが、「今では多くの大会でネットタイムは公式記録証にも明示されるようになった」と書いている。このすぐれものがないと、選手個人が自分の腕時計(または、ストップウォッチ)で正味の「ネットタイム」を計算することになる。これは、もちろん、公式記録としては認定されまい。2009.03.27

 もちろん、こうしたすぐれもののチップは、いろいろなメーカーのものがあり、とくに優れたものは、それぞれの主催者によって公認されているらしい。

 

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